1: yomiφ ★ 2013/03/29(金) 12:28:15.19 ID:???
映像や音楽などを違法にインターネット上へ上げる(アップロードする)行為、これには以前から罰則がありました。一方、そうした違法なファイルをダウンロードした場合、これについても去年10月から罰則化が始まっています。しかし、施行からおよそ半年がたった今、逮捕者は1人も出ていません。運用について疑問の声も上がる違法ダウンロードの罰則化。現状を取材しました。
「例えば『アルバム』というふうにこちらに入れて検索をかけると、これだけのものが出てくる」
画面いっぱいに映し出された文字・・・これらは全てネット上に上がった映画や音楽などのデータファイルです。
「これをクリックすると、ダウンロードできる仕組み」(日本レコード協会 米内友伸氏)
これらは作り手に許可を得ないままネットに上がった違法なものとみられます。
音楽や動画などのファイルを不特定多数のユーザーと共有する「ファイル共有ソフト」では、今も数分刻みでこうしたファイルが上がっています。
「今、検索した時点で、これだけ出てきて、これはどんどん増えていく」
Q.比較的新しいファイルもアップされてしまう?
「例えば、今日発売、昨日発売のアルバムとかが、ここでアップロードされてしまって、誰でも入手できる状況になると」(日本レコード協会 米内友伸氏)
誰にも許可を得ず違法アップロードされた作品を、興味のある人がダウンロードする。これは「違法ダウンロード」と呼ばれ、料金もかかりません。
作品に料金が支払われない違法な動画や音源が出回れば、当然、音楽業界にも影響を与えることになります。
Q.どれくらいの被害があった?
「これは2010年のレコード協会の調査なんですけども、43.6億ファイルもの音楽や映像がダウンロードされたという結果が出ている。
43.6億ファイルを正規の価格で配信した場合は6683億円ほどになるという計算をしている」(日本レコード協会 米内友伸氏)
バイオリニストの葉加瀬太郎氏。多くの人が用意に違法ダウンロードなどで曲を手に入れることに寂しさを覚えると言います。
「買う喜びっていうのか、そこは持ちたいよね。作る方は当たり前だけど、仕事、なりわいとしているので、そこを侵されちゃうと、次にいけなくなる。
やっぱりミュージシャンは声を大にして駄目だと言い続けなければいけないと思う。自分たちもそれを権利として守らなくてはいけないものですから」(葉加瀬太郎氏)
こうした業界の声を受けて、去年6月には改正著作権法が成立。
これは、違法にアップロードされたものと知りつつ、動画や楽曲をダウンロードすると、2年以下の懲役、もしくは200万円以下の罰金が科されるというもので、去年10月から施行されています。
オリコンが2月に発表したデータによりますと、去年1年間で違法ダウンロードをしたという人は10%余りと、過去3年間で一番少なくなりました。「法律による抑止力が働いた」という見方もあります。
その一方で、実効性に疑問を投げかける声もあります。2月、違法アップロードによって27人が逮捕されたのに対し、違法ダウンロードは、法律施行後、半年近くたった今も、1人の逮捕者も出ていません。
法律の問題点について、専門家は・・・
「ダウンロードが日常的に行われているが、どこまでが『白』か『黒』か判別できない」(情報・システム研究機構 生貝直人特任研究員)
一つしか違法ダウンロードをしていない人と数多く違法ダウンロードをしている人はどう違うのでしょうか。この法律は線引きが非常にあいまいなのです。
「小学生や若い人等、ダウンロードしている人は多い。そういう人を刑事罰化という形で潜在的な犯罪者にしてしまう」(情報・システム研究機構 生貝直人特任研究員)
アメリカでは、営利目的でダウンロードした場合だけでなく、1000ドル以上の損害を与えた場合は、刑事罰が科せられるなど、線引きがはっきりしています。
実は、改正著作権法が成立したのは消費税をめぐって国会が紛糾していたころでした。違法ダウンロードの罰則化については実質的な審議はほとんど行われておらず、「議論が不十分だ」という声も強くあります。
改正著作権法はこのままでよいのでしょうか。本当に作り手の権利を守るための議論が求められています。
http://os7.biz/u/cFXFH
「例えば『アルバム』というふうにこちらに入れて検索をかけると、これだけのものが出てくる」
画面いっぱいに映し出された文字・・・これらは全てネット上に上がった映画や音楽などのデータファイルです。
「これをクリックすると、ダウンロードできる仕組み」(日本レコード協会 米内友伸氏)
これらは作り手に許可を得ないままネットに上がった違法なものとみられます。
音楽や動画などのファイルを不特定多数のユーザーと共有する「ファイル共有ソフト」では、今も数分刻みでこうしたファイルが上がっています。
「今、検索した時点で、これだけ出てきて、これはどんどん増えていく」
Q.比較的新しいファイルもアップされてしまう?
「例えば、今日発売、昨日発売のアルバムとかが、ここでアップロードされてしまって、誰でも入手できる状況になると」(日本レコード協会 米内友伸氏)
誰にも許可を得ず違法アップロードされた作品を、興味のある人がダウンロードする。これは「違法ダウンロード」と呼ばれ、料金もかかりません。
作品に料金が支払われない違法な動画や音源が出回れば、当然、音楽業界にも影響を与えることになります。
Q.どれくらいの被害があった?
「これは2010年のレコード協会の調査なんですけども、43.6億ファイルもの音楽や映像がダウンロードされたという結果が出ている。
43.6億ファイルを正規の価格で配信した場合は6683億円ほどになるという計算をしている」(日本レコード協会 米内友伸氏)
バイオリニストの葉加瀬太郎氏。多くの人が用意に違法ダウンロードなどで曲を手に入れることに寂しさを覚えると言います。
「買う喜びっていうのか、そこは持ちたいよね。作る方は当たり前だけど、仕事、なりわいとしているので、そこを侵されちゃうと、次にいけなくなる。
やっぱりミュージシャンは声を大にして駄目だと言い続けなければいけないと思う。自分たちもそれを権利として守らなくてはいけないものですから」(葉加瀬太郎氏)
こうした業界の声を受けて、去年6月には改正著作権法が成立。
これは、違法にアップロードされたものと知りつつ、動画や楽曲をダウンロードすると、2年以下の懲役、もしくは200万円以下の罰金が科されるというもので、去年10月から施行されています。
オリコンが2月に発表したデータによりますと、去年1年間で違法ダウンロードをしたという人は10%余りと、過去3年間で一番少なくなりました。「法律による抑止力が働いた」という見方もあります。
その一方で、実効性に疑問を投げかける声もあります。2月、違法アップロードによって27人が逮捕されたのに対し、違法ダウンロードは、法律施行後、半年近くたった今も、1人の逮捕者も出ていません。
法律の問題点について、専門家は・・・
「ダウンロードが日常的に行われているが、どこまでが『白』か『黒』か判別できない」(情報・システム研究機構 生貝直人特任研究員)
一つしか違法ダウンロードをしていない人と数多く違法ダウンロードをしている人はどう違うのでしょうか。この法律は線引きが非常にあいまいなのです。
「小学生や若い人等、ダウンロードしている人は多い。そういう人を刑事罰化という形で潜在的な犯罪者にしてしまう」(情報・システム研究機構 生貝直人特任研究員)
アメリカでは、営利目的でダウンロードした場合だけでなく、1000ドル以上の損害を与えた場合は、刑事罰が科せられるなど、線引きがはっきりしています。
実は、改正著作権法が成立したのは消費税をめぐって国会が紛糾していたころでした。違法ダウンロードの罰則化については実質的な審議はほとんど行われておらず、「議論が不十分だ」という声も強くあります。
改正著作権法はこのままでよいのでしょうか。本当に作り手の権利を守るための議論が求められています。
http://os7.biz/u/cFXFH
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