1: はだしのコラーゲン(130401)φ ★ 2013/03/11(月) 15:53:02.99 ID:???
BlogPaint日本の電機産業の競争力が失われ、雇用不安が高まっている。
社会や文化に大きな変化をもたらすイノベーション(革新)を起こせなくなり、海外メーカーの攻勢に押されたからだ。なぜそうなったのか、巻き返しの目はあるのか――。
世界を席巻したソニーのゲーム機プレイステーションの「生みの親」として知られる久多良木健氏に聞いた。





――日本の電機産業になぜイノベーションが起きにくくなったのでしょう。

 「ソニーに入社して最初の10年間は、ホントに好きなことがやれた。ブラウン管テレビ全盛の時代だったが、平面テレビがやりたくて、当時は金(きん)より高かった液晶素材を買って小さな液晶テレビを試作した。これが入社1年目。そういうことを勝手にやらせてくれた。そのあと世界最初の電子カメラの開発にかかわった。それが4年目だった」 


――自由に研究できたのですね。

 「もう毎日が楽しい。会社が大学の研究室の延長のような感じで。風呂と着替えで家に帰るぐらいだった。ところが、ある日『おや』と思うことがあってね。それが入社して10年経ったころのことだった」 


――いったい何が? 

「新しいフロッピーの技術を考えて学会で発表し、他社に呼びかけて規格化しようとしたら、急に
『やめたら』と圧力がかかった。聞けば、別チームが同じようなことに取り組んでいて大型商談中だった。
私がやっていたのは、それよりもっと先進的な技術で……」 
「その後も、他社のゲーム機用にデジタル音源を開発していたら、またまた横やりが入った。
複数の部門から『敵に塩を送るとは何事か』と」 


――社内で芽をつぶしてしまう? 
「研究開発している人間は5年先、10年先を見ようとするものだが、会社は春モデルと秋モデルとか、
目先のことしか見ようとしない。長期のロードマップ(工程表)を考えられる人、大きな流れを見通すことができる人が少ない。そこがアップル創業者のスティーブ・ジョブズ氏やアマゾン創業者のジェフ・ベゾス氏との大きな違いだ」


(朝日新聞) - goo ニュース 2013年3月10日(日)07:48
http://news.goo.ne.jp/article/asahi/business/TKY201303100010.html


元スレ
http://anago.2ch.net/test/read.cgi/wildplus/1362984782/

【【経済】ソニーが革新力を失ってきた理由 - プレイステーションの「生みの親」、久多良木氏に聞く[03/11]】の続きを読む